5.1.1.3 運動の3法則

物理Ⅰの復習

物理Ⅰで学んだ ニュートンの運動の3法則慣性の法則運動の法則作用・反作用の法則)をここであらためて復習します。

慣性の法則(運動の第1法則)

止まっている物体に、力を加えなければ、そのまま止まり続けます。動き続けている物体に、力を加えなければ、そのまま動き続けます。これを慣性の法則運動の第1法則)といいます。またこの性質を慣性惰性)といいます。

慣性の法則

物体に外部から力がはたらかないとき、または、はたらいていてもその合力が0であるとき、
静止している物体は静止し続け、運動している物体はそのまま等速度運動(等速直線運動)を続ける。

運動の法則(運動の第2法則)

質量 m [kg] の物体に [N] の力がはたらくとき生じる加速度を [m/s²] とすると、

という運動方程式が成り立ち、このことを運動の法則運動の第2法則)といいます。

運動の法則

物体に力がはたらくとき、物体には力と同じ向きの加速度が生じ、
その大きさは力の大きさに比例し、物体の質量に反比例する。

「運動の法則」という言葉は、運動の第2法則のことだけを指す場合と、ニュートンの運動の3法則全部を指す場合とがあります。

作用・反作用の法則(運動の第3法則)

力というものは必ず対になって作用します。引っ張ると引っ張り返され、押すと押し返されます。これを作用・反作用の法則運動の第3法則)といいます。

作用・反作用の法則

物体Aから物体Bに力を加えると、
物体Bから物体Aに、同じ作用線上で、大きさが等しく、向きが反対の力がはたらく。

作用・反作用の法則と力のつり合いとの違いについては 3-2-1-4 作用・反作用の法則 をご覧ください。